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2022.0928(水)クラファンのリターン券で、映画「百花」を観ました。 [映画館へ行こう!]

2022年9月28日(水)「藤枝シネ・プレーゴ」のクラウドファンディングの
返礼品としていただいた招待券がまだ残っていたので、
気になっていた映画「百花」を観てきました。

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この作品は、プロデューサー、脚本家、小説家として活躍している
「川村元気」さんが2019年に発表した同名小説を、
自ら長編映画の監督を務めた作品です。
菅田将暉さんと原田美枝子さんが親子役を務めています。
別に住んでいる母が認知症を発症していくのを、
息子がそのことに気付きながら、それをどう受け止めていくのか?
過去のわだかまりも抱えながら、自身もこれから父になろうとしている。
自分は父親になれるのだろうか?

認知症を扱う作品としては、「FATHER」があります。
2021年6月に鑑賞した時の記事は、こちら
そこでは、患う人の目線で描かれたところが話題になっていましたが、
この「百花」でも同様に、認知症の方の見え方をなぞるようなところがあります。

この作品を観るときに、息子世代なのか、母親世代なのかで、
だいぶ印象も変わってくるかもしれません。
少なくとも、自分はまだ発症はしてないかな?と思っている人が観たとき、
「自分もいずれはこんな風になってしまうのだろうか?」
と感じずにはいられなくて、ちょっと(だいぶ)不安になります。
一人で生活ができなくなると、誰かしらに迷惑をかけなくてはいけなくなるのだけれど、
なるべくそれが先の方が良いなあと思いながら、切なくなりながら観ました。

この作品には、全てを説明されてないようなところがあって、
観終わった後で、あれはどうなんだ?この件はどうなったのか?
みたいな疑問も残ったりします。
それでも、曖昧ながらも想像することで、そんなもんかもなあ、などと思ったり、
できれば温かい温もりがあってほしいなあ、なんて感じたりしました。
作品の好き嫌いはあるかもしれません。
ご覧になった方と、どう感じたかとか、お話してみたいです。

「愛されたい」思いが根底に流れていて、ちょっと不安になりながら、
はかなげで、悲しく、美しい…。

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原田美枝子さんが演ずる母親のテーマカラーは、黄色で、
菅田将暉さんが演ずる息子のは、紫。
ポスターでは、黄色とブルーが美しくて、
それは、ウクライナカラーでもあるなあと思いました。(偶然かもですが)
「半分の花火」の謎が解けたとき、
そこに「愛」もあったかと思います。きっと。


「藤枝シネ・プレーゴ」のクラウドファンディング返礼の招待券
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ラストの1枚をようやく使うことができました。
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間に合ってよかった〜!