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2024.0324(日)伊久美小学校閉校記念 演劇会 第1部「伊久美近世・近代の歴史」 西野真氏 [アートひかり]

伊久美小学校閉校記念 演劇会「むかしを知り 伊久美再発見!」
日時:2024年(令和6年)3月24日(日)13:30〜15:00

第1部は、 西野真氏による講話「伊久美近世・近代の歴史」です。
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「近代日本茶業誕生の物語 第1部『静岡茶の始まり』」
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この日のお話は、2020年に西野さんが著した
「大井川連環の譜 近代日本茶物語」(幻冬舎刊)から、かいつまんでいます。
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この本を基に作られた演劇作品が「Japan Tea物語」で、
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仲田恭子さん率いる劇団「アートひかり」では、静岡県内で何度も公演しています。
その様子をレポートした記事は、こちらこちらから。

この日会場にいらしていたのは、この前日に閉校式が来なわれた
「伊久美小学校」の同窓会生の方々、関係者の皆さまです。
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一般の方々の入場も許されていたので、ぱらぽんも参加させていただきました。

許可を得て、フォトレポートさせていただきます。
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文政の茶一件願書(文政3年:1823年)
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文政の茶一件訴訟(文政7〜10年:1824〜27年)
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文政の茶一件 被告人(押領出入)分布
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伊久美銀行の創設
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手揉み茶、全国茶山地へ伝える
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手揉み茶による煎茶の製法が、日本独自のものであり、
それが日本の近代茶業の始まりであること。
京都宇治から茶師を呼んで、その製法をみんなで学び、
その製法を全国の茶産地に広めた。
そのスタートの地が、ここ伊久美であること。
そして、その製茶が行われた茶部屋や古民家、
お金を用立てたりした元伊久美銀行の建物などが、
まだ現存して残っているのが、伊久美二俣という地であること。

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その貴重なエリアであることを、島田市の皆さん、
特に地元伊久美の皆さんに知っていただき、
活用してくださることを望みます。

2012年にアメリカシアトルから大学のゼミで研修に来られた時の
「お茶研究ツアー」のレポートは、こちら。
その1 〜茶摘み〜
その2 〜釜炒り茶を作る〜
その3 〜「大茶樹」を育てた百歳に会いに行く!長寿の香り~
その4 ~お茶の歴史遺産を見て歩く @ 伊久美~ 
10年以上前の記事ですが、この時、この記事を書いておいてよかったなあ、
と思いました。

そして、グリーンツーリズムの活動を、長く続けて来られた
西野真さん、西野恭正さんに、敬意を表します。
ありがとうございました。