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2021.0831(火)「アーヤと魔女」を観ました。 [映画館へ行こう!]

2021年8月31日(火)予備知識なく、スタジオジブリの映画
「アーヤと魔女」を観ました。
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公式サイトは、こちら
原作は、イギリスを代表するファンタジー作家
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズ」による同名の児童書だそうです。
過去のジブリ作品「ハウルの動く城」の原作も彼女の作品だとか。
「アーヤと魔女」は、日本では2012年に出版されたましたが、
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズ」は、その前年に他界しており、
生前に完成させた最後の作品なるのだそうです。

この作品は、ジブリ初のフル3DCG作品だそうで、
監督は「宮崎吾朗」氏。
スタッフには、ジブリ作品に長く関わってきた才能と、
若く豊かな才能が、国内外から集結したのだそうです。
くわしくは、こちらで。

さて、お話はそんなに長くはないのです。
ストーリーもシンプル。
人によっては、少し物足りないと思うかもしれません。
そのように感想を話している動画も見ました。
そこで、映画を観た後からだったのですがで、
原作本(児童書)を図書館で借りて読んでみました。
すると、原作もシンプルなおはなしで、映画では少し複雑にしているくらいかと…。
原作のファンの方なら、映画のアーヤの世界をどう感じるでしょうか?
フル3DCGで動くところを、よしとするか?否か?

舞台はイギリスだと思うのですが、個人的には、
窓際にある暖房器具「HEIZUNG(ハイツング)」のようなもの、
屋外の回転塔のような洗濯物干しが、懐かしかったです。
ぱらぽんが知っているのは、オーストリアでのものなのですが…。
調度品やコーヒーカップなどの美しさ、リアルさはすごいなあ、
逆に、気持ちが悪いもののリアルさは、臨場感がありました。

短めな作品でありますが、ジブリ的にも、吾朗さん的にも、
いろいろ実験ができて、それなりな結果も得られたようです。
インタビュー等を見ていると、駿さんもこき下ろしたりしないで、
「よくやったと思う」なんておっしゃっているのが、ちょっと意外でした。
ジブリ初・フル3DCG。
今までにないところへ一歩を踏み出したこと、
これだけのチームができたこと、が親としてもうれしいのかな?

コロナ禍で生きづらい今の世の中、
アーヤくらいのパワーで、駆け引きしながらしたたかに、
それでも、大事な人とはつながっていたい。
今の時代に即した作品なのかもしれない。

今までに経験したことがない状況の海に、
世界中みんなで漕ぎ出でているわけです。
自分の欲望を満たすことよりも、
全体としてどうあるべきか、どうふるまうべきか?
日々のニュースを見ていて、年長者や大人より、
子どもたちの方が、この難局に適応しようとしている力を持っているかもしれない
と感じることが度々あります。
変われないのは、考えない人たち、我慢できない人たち…。

「わたしのどこがダメですか?」
そう訊けるのは、自分に自信があるからなんですよね。
言われたことを受け留めて、反応する力があるのだと。

強く、したたかに、しなやかに、ならなくては…!!